自分目線でエッチな瞬間を堪能する自撮りオナニー
ベッドに仰向けに寝転ぶだいちは、薄明かりの部屋に身を委ねる。彼は灯りを落とさない。それは、闇に紛れさせない己への誠実さであり、観察と快楽が交錯する美学のようなものだった。
幹の中腹を包む掌が、徐々にリズムを帯びはじめる。艶やかに露わとなった先端が、光を受けて艶めき、まるで滴る蜜柑の果実のように官能を誘う。握った手の小指が、無意識に立ち上がるその瞬間の愛らしさが、静かな熱を加速させていく。
射精感は、波のように、しかし確実に押し寄せる。だいちは目を閉じ、最後の鼓動に全身を預けた。温もりが弧を描き、自身の腹に宿ったその余韻を、彼はしばらく味わっていた。まるで、儚くも濃密な夢の名残を確かめるように。