休日の夜、部屋の灯りを少しだけ落とし、HARUはいつもの引き出しからTENGAを取り出す。何度も世話になっている相棒だ。
ぬるぬるとしたローションを中に注ぎ込み、静かに挿入すると、きゅっと吸い付くような圧が襲いかかる。「…やっぱり、これだな」小さく呟きながら腰を動かし始めると、脳がじんわり熱くなる。布団の上での摩擦、肉を擦る音、少しずつ早くなる呼吸。誰にも見られない安心感と、TENGAの中の密着感が相まって、快感はどんどん増していく。
腰が止まらない。じゅぷっ、じゅぷっ、と粘り気のある音が部屋に響き、限界が目前に迫る。最後はTENGAの奥に突き込んで果てる。背中に汗がにじみ、放心するHARU。今夜もひとり、自宅で満たされた夜が終わっていく。