最初はただの好奇心だった。オナホの気持ちよさに目覚め、さらに刺激を求めてアナルパールにも手を出したHARU。
気づけば、それらを組み合わせて感じる快楽にどっぷりと浸かるようになっていた。そんな自分を少し危うく感じて、今日はあえて「普通の」オナニーをしてみた。手だけで、道具も使わず、静かに果てる──はずだった。けれど、どこか物足りない。体は達したのに、心の奥にはぽっかりとした隙間が残った。「…俺、もう普通じゃ無理なんだな」苦笑いしながら呟いたその声が、自分でも思っていたより寂しそうに響いた。
あの締め付け、あの異物感、それに慣れてしまった身体は、もう“普通”には戻れないのかもしれない。そう思ったとき、自分が少しだけ変態になってしまった気がした──