熱を帯びる孤独の悦び
触れるたび、胸元の敏感な突起が火照りを増し、まるでそこが悦びのスイッチであるかのように、理性の糸がゆるやかにほどけていく。
気づけば腰は、ひとりでに静かに、だが確かに前後へと動いていた。節度を保とうとする意志と、奥底からせり上がる熱とのせめぎ合い。その最中で、彼の中心は確かな硬さと熱を持ち、情熱の芯を深く炙り続ける。
ひとつ、またひとつ、内から溢れる衝動が募り、彼は夢中で己を擦る。思考は霞み、快楽だけが輪郭を持ちはじめる。
そしてついに、すべてが頂点に達した瞬間、白い奔流が音もなく空を裂き、深く息を吐いた彼の表情には、どこか満ち足りた静けさが宿っていた。