ゆるく腰に引っかかったダボダボのトランクス。その中で、わずかに動くだけでも布地が陰茎に触れ、じんわりとした熱を呼び起こす。刺激に慣れる間もなく、彼は自らの欲求に素直になり、激しく擦り上げる。その瞬間、快感の波が一気に押し寄せ、勃起の硬さは最高潮に達する。
たまらず脱ぎ捨てた衣服の下から現れるスリ筋のボディは、緊張と興奮に包まれていた。乳首に指先が触れれば、ビクリと反応し、昂ぶりはさらに加速する。上下に動かすたび、大きな玉袋が揺れ、その感覚がまた欲望を煽る。
鏡に映る、自分の肉棒の存在感。その硬さ、脈打つ熱に、自ら酔いしれるように見入った。誰のためでもない。ただ己の欲望と、快感の渦に没入する時間。それこそが、彼にとって最も純粋で濃密なひとときだった。