普段は冷静に、真面目に人にものを教える立場。感情を表に出さず、節度ある言葉を選ぶことに慣れた日々。だがその夜、ふとした瞬間に浮かんだ“あいつ”の笑顔が、理性の底に静かに火を灯した。
可愛げのある仕草、無邪気な表情——記憶をなぞるたび、奥から疼きがせり上がってくる。ベルトを外し、ゆっくりと自身に触れた指先が熱を帯びる。血管の浮かんだ陰茎は敏感に脈打ち、扱くほどに快感が蓄積されていく。声にならない「あぁ…イクッ」が喉奥で震え、白濁がティッシュへ向けて弾け飛んだ。
果てたあとの肉棒はわずかに震え、ピンクに染まった亀頭が呼吸の余韻に濡れていた。これは誰にも知られない、静かで健全な性欲の発散。ただ一人の中にしか存在しない、密やかな想いの結晶だった。